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「王子ヴァリアント」(Prince Valiant)
「王子ヴァリアント」は、1937年に連載が始まったサンデー・ストリップです。
アーサー王と円卓の騎士団に主題を採ったファンタジーで、過去に何度か映画化もされました。
細部の表現に徹底することから生まれる圧倒的なリアリティは、まさに圧巻というほかありません。

ハロルド・フォスター(Harold Rudolf Foster 1892-1982)
作者のハロルド(ハル)・フォスターは、1892年カナダのノバスコシア州に生まれました。後に妻と子供を連れてアメリカへ渡っています。
「王子ヴァリアント」のほか、バロウズの「ターザン」の挿絵や「ターザン」のコミック・ストリップ版などが代表的な仕事です。

比較的遅咲きの作家で、アーティストになるための勉強を本格的に始めたのが27才、ターザンの仕事が36才、「王子ヴァリアント」の連載は彼が44才の時に開始しています。

pv1.jpgpv2.jpgpv3.jpg「王子ヴァリアント」の画像



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リトル・ニモ(Little NEMO)
まだコミックブックがメジャーではなかった1930年代は、新聞連載漫画、通称「コミックストリップ」の黄金時代でした。
中でも日曜版に載るいつもより長い漫画(サンデー・ストリップ)は、子どもたちに特に人気があったようです。

リトル・ニモは、ウィンザー・マッケイ(Winsor McCay)が1905年から1914年までの間に連載したサンデー・ストリップです。
1ページの読みきりもので、毎回、主人公のニモ少年が夢の国を冒険し最後のコマで目を覚ますという単純なプロットですが、幻想的で刺激的なイメージは、まるで「読む夢」のようです。
日本とアメリカの共同制作で1989年にアニメ映画にもなりました。

cs006.jpgcs005.jpg cs007.jpgリトル・ニモの画像

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フラッシュ・ゴードン(Flash Gordon)
フラッシュ・ゴードンは、1934年に連載が始まったスペースオペラ(SF)のサンデー・ストリップです。(ちなみに、スーパーマンの誕生は1938年)
アレックス・レイモンド(Alex Raymond:1934年から1943年まで作画を担当)の洗練されたアート・ワークが人気を呼び、大ヒットしました。
様々な作家によって描き継がれ、現在でも連載が続いている人気シリーズです。

cs004.jpgfg1.jpg アレックス・レイモンドによるフラッシュ・ゴードンの画像

⇒特集「コミックストリップ(その2)」


長く入手困難になっていたメビウスの傑作「40 days dans le desert B」のスペイン語版が出版され、日本のamazonでも発売されました。「B砂漠」を舞台にした幻想的で緻密なドローイングを71点収録。


日本語版「B砂漠の40日間」も6/11に出るようです。

mb2.jpgmb1.jpg 40 days dans le desert Bの画像



代表作の「arzach」も、ハードカバーのドイツ語版が入手できます。表題作の「arzach」と短い漫画が複数収録されている短編集です。

az2.jpgaz.jpgarzachの画像

メビウス(Moebius:Jean Henri Gaston Giraud 1938~)
世界的に有名なフランスの漫画家で、日本では宮崎駿や大友克洋のスタイルに影響を与えた作家としてよく知られています。

「メビウス」はジャン・ジローがSF・ファンタジーの作品を発表する際に用いるペンネームです。本名のジャン・ジロー名義で出版されている「ブルーベリーシリーズ」などの作品も海外では人気があるようです。
漫画以外にもSF映画やゲームなど幅広いジャンルで活躍しています。



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