～特集『おこずかいで買える妖精・幻想挿絵画集』

なんと言っても驚きは、アーサー・ラッカム(Arthur Rackham)の画集が1000円ちょっとで買えてしまうということ。フルカラーでサイズはB5判です。
アーサー・ラッカムの画像


エドマンド・デュラック(Edmund Dulac)、カイ・ニールセン(Kay Nielsen)にも廉価なフルカラーの画集があります。
ラッカム、デュラック、ニールセンは幻想挿絵界の御三家ですね。

エドマンド・デュラックの画像

カイ・ニールセンの画像


オーブリー・ビアズリー(Aubrey Beardsley)にも廉価な画集があります。こちらは白黒。
ここで紹介している低価格の画集の大半は、アメリカのDoverという老舗の出版社から出されています。
Doverはパブリック・ドメイン（著作権の切れた）の作家を中心に扱っているため、抑えた価格で画集を出版できるそうです。

オーブリー・ビアズリーの画像


ギュスターヴ・ドレ(Gustave Dore)、ウォルター・クレイン(Walter Crane)といったところの画集も安く手に入ります。
クレインはウィリアム・モリスのお弟子さんで、モリスと一緒に本を出したりもしています。アール・ヌーヴォー調の装飾的で素敵な絵を描く人です。

ギュスターヴ・ドレの画像

ウォルター・クレインの画像


最後はケイト・グリーナウェイ(Kate Greenaway)とシシリー・メアリー・バーカー(Cicely Mary Barker)のかわいい挿絵本をご紹介。
ケイト・グリーナウェイは子どものイラストに、シシリー・メアリー・バーカーは妖精のイラストに定評のある人ですね。装丁も愛らしいです。

シシリー・メアリー・バーカーの画像

ケイト・グリーナウェイの画像