ハインリッヒ・クレイ
クレイ(Heinrich Kley 1863-1945)はドイツ生まれのイラストレーターです。
キャリアの初め頃には静物、動物、肖像画などの油絵を描いていたようですが、次第にペン画に打ち込むようになり、雑誌
Jugendと
Simplizissimusの挿絵で有名イラストレーターの仲間入りをしました。
その後、1937年にアメリカの雑誌
Coronetがクレイの作品を掲載し、彼の皮肉と機知に富んだイラストはアメリカの読者にも熱狂的に迎えられました。
1940年のディズニーアニメーション「ファンタジア」の脚本を手がけたジョー・グラントによると、「ファンタジア」のアートは、クレイの作品から大きなヒントを得ているそうです。
Heinrich Kleyの画像
ジョセフ・クレメント・コール
コール(Joseph Clement Coll 1881-1921)はアメリカのイラストレーターです。新聞・雑誌・書籍の挿絵などで精力的な仕事を残しました。
17才で新聞社の見習い挿絵画家になり、20才頃から本格的にイラストレーターの仕事を始めたようです。
作風は極めて緻密で優美。怪奇小説や冒険小説のコールの挿絵は、アル・ウィリアムソン、フランク・フラゼッタなど、次の世代のパルプマガジン系のイラストレーターや漫画家たちに大きな影響を与えました。
Joseph Clement Collの画像PR