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美術・イラストレーション・挿絵・画集・絵本・漫画・アメコミ・バンドデシネ・技法書などに関するブログです。
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アール・デコの巨匠
エルテ(Erté 1892-1990)は、ロシアで生まれフランスで活躍した画家/デザイナー/彫刻家です。
「エルテ」はペンネームで、本名の「Romain de Tirtoff」の頭文字R.Tをフランス語読みにしたものなのだそうです。

妖艶さの漂う様式的な作風が特徴で、イラストレーションや衣装デザインなどの幅広い分野に輝かしい功績を残し、アール・デコの巨匠と呼ばれています。
また、エルテはスカルプチャー(彫刻)にも才能を発揮しており、こちらもとても素晴らしいです。

er01.jpger2.jpgエルテの画像

その他エルテ関連書籍
Erte's Seven Deadly Sins and Other Great Graphics in Full Color
お手頃価格の洋書画集。

Fashion Drawings and Illustrations from "Harper's Bazar" (Introduction by Stella Blum)
ハーパス・バザー誌に掲載されたファッションイラストレーションを集めたもの。
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メアリー・ブレア
メアリー・ブレア
メアリー・ブレア(Mary Blair 1911-1978)は、アメリカの女流アニメーター/イラストレーターです。

他のスタジオを経て1940年からウォルト・ディズニースタジオに参加。「不思議の国のアリス」「シンデレラ」「ピーターパン」といった数々の名作のコンセプトアートやカラー・スタイリングを手がけています。

ディズニースタジオを退いたあとは、フリーのイラストレーター・絵本作家として才能を発揮しました。
「色彩の天才」と呼ばれた彼女の魅力溢れるカラーワークは、半世紀を過ぎた今も輝きを保ちつづけています。

gb001.jpgmbl.jpgメアリー・ブレアの画像
イラスト
ギブソンガール
チャールズ・ダナ・ギブソン(Charles Dana Gibson 1867-1944)は、アメリカのイラストレーターです。
彼の描く女性は「ギブソンガール」と呼ばれ、19世紀末から20世紀初頭に渡って熱狂的な流行を生みました。

全盛期には、ニューヨークで出版されていた全ての雑誌に彼のイラストが掲載されていたというほどの人気ぶりで、灰皿、傘立て、枕カバー、テーブルクロスなど、思いつく限りの商品にギブソンガールがプリントされたといいます。

ギブソンのイラストにより、アメリカ人はヨーロッパの美意識から離れたアメリカ的な美人像を手に入れました。
ギブソンガールの特徴である、高く巻き上げられた髪、豊かな胸、くびれたウエスト、豪華なドレス、知性、強さ、気品などは、現在でもアメリカ人女性の美しさのひとつのタイプとなっています。
gr1.jpggr2.jpgギブソンの画像

イラスト
パターソンガール
ラッセル・パターソン(Russell Patterson 1893-1977)は、アメリカのイラストレーター・漫画家です。
他にも演劇や映画の衣装デザインなど幅広い分野で仕事をしました。ジョルジュ・バルビエを思い出させるアール・デコ風のスタイルが特徴です。

1920年代から30年代にかけて、当時流行していた「フラッパー(おてんば娘)」と呼ばれる女性のイラストを描き「パターソンガール」として人気を得ました。
タバコを吸う若い女性のイラストは当時の人々に少なからず衝撃を与えたそうです。
gr3.jpggr5.jpgパターソンの画像

 

リトル・ゴールデン・ブックス
リトル・ゴールデン・ブックスとは
リトル・ゴールデン・ブックス(a Little Golden Books)は、1942年に誕生し、現在も刊行が続けられているアメリカの幼児向け絵本のシリーズです。アメリカで育った人なら誰でも知っているというほど、向こうではポピュラーなものなのだとか。
つるつるとしたボール紙の表紙に挟まれた、ぺったりとしたかわいらしい絵本です。

1940~60年代からロングセラーを続けているクラッシックな絵本は味わい深く、中でも、メアリー・ブレア(Mary Blair)、ティボル・ゲルゲイ(Tibor Gergely)、フェードル・ロジャンコフスキー(Feodor Stepanovich Rojankovsky)などがイラストを担当したタイトルは、大人にも人気があります。
ディズニー映画「眠れる森の美女」の背景美術なども手がけたアイヴァンド・アール(Eyvind Earle)もリトル・ゴールデン・ブックスから「Peter Pan and Wendy」の絵本を出していました。

翻訳絵本クラシックセレクション」として、講談社から日本語版が出版されているリトル・ゴールデン・ブックスもあるようです。

gb001.jpggb003.jpggb002.jpgリトル・ゴールデン・ブックスの画像


その他のリトル・ゴールデン・ブックス



Drawn to Life: 20 Golden Years of Disney Master Classes Vol.1,Vol.2
Walt Stanchfield

レビュー
amazon.com(アメリカ)のカスタマレビュー

長年、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのトップクラス・アニメーターだったWalt Stanchfieldのチュートリアルです。

Walt Stanchfieldは映画「くまのプーさん」「ジャングル・ブック」などを手がけた人です。
本書はWaltが80年代にアニメーションスタジオのアニメーターたちに向けて行った講義と、そこで配布されたコピーを採録したものだそうです。

今年の4月に発売された比較的新しい本です。アニメーションを勉強したい人やモデルを使わずに想像でキャラクターやイラストを描きたい人に支持されているようです。

kk3.jpgkk4.jpgDrawn to Life: 20 Golden Years of Disney Master Classesの画像


 
The Artist's Complete Guide to Drawing the Head
William Maughan 

レビュー
amazon.com(アメリカ)のカスタマレビュー

レオナルド・ダ・ヴィンチによって生み出されたという古典的素描技法「キアロスクーロ」を使用し、写実的な頭部を描く方法を紹介しています。

キアロスクーロとは、中間色の紙の上に黒と白の画材でクロッキーを行う手法のことで、数世紀に渡ってアカデミックな西洋美術教育の基礎とされてきたものです。
初心者でも幅広い明度をもちいて描けるという長所があるので、日本でも美術学校のカリキュラムによく採用されているようです。

kk1.jpgkk2.jpgThe Artist's Complete Guide to Drawing the Headの画像



Keys to Drawing
Bert Dodson

レビュー
amazon.com(アメリカ)のカスタマレビュー
 
ドローイング(線画)の描き方を初心者向けにやさしく教えている入門書です。
これまで絵らしい絵をまったく描いたことがなかった人や、絵は苦手だと思っていた人たちに、特に評判がいいようです。
まずテクニックを解説するテキストを読んで、そのあとの練習問題で実際に描いてみるというレッスン形式になっています。

kk5.jpgkk6.jpgKeys to Drawingの画像


 
The Natural Way to Draw: A Working Plan for Art Study
Kimon Nicolaides

レビュー
amazon.com(アメリカ)のカスタマレビュー

この本は20年近く前に出版されたもので、日本でも翻訳(デッサンの道しるべ)が出ています。
ドリル形式で絵の描き方が学べるマニュアル本です。
評価は技法書の中でもトップクラスで絶大な効果が期待できるそうなのですが、引き換えにかなりの時間とエネルギーを必要とするようです。

もし毎日1~6時間の間レッスンに取り組むとすると、ドリルが終わるまでには半年から2年かかるんだとか。
着実に力がついていくのが分かるので、途中まで進めば面白くてやめられなくなるというのですが・・・いかがでしょうか?



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